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2025 春の染め直しと修繕 −柿渋− × −recouture Kai TAKABATAKE−

−期間−

染め直し受付:2025.4.5〜5.11
ご返却予定:7月中旬以降

修繕受付:上記同様
Kai氏在廊日:4/5(土)
ご返却予定:1〜4週間

期間中は当店購入品以外のお品物もお引受け致します。
遠方の皆様もお気軽にお問い合わせくださいませ。
 

−染色技法−

“染一平/京都西陣”
 
 濃柿渋染め(赤錆・黒褐・柿煤)

 脱色 & 色補正 

−染め代金−

〜150g:4,000円

151〜300:7,000円

301〜400g:8,000円

401〜500g:9,500円

501〜600g:11,000円

601〜700g:12,500円

701〜800g:14,000円

801〜900g:15,500円

901〜1000g:17,000円

1001g〜:100g毎に+2,000円
  

 《参考例》
シャツやブラウス:200〜400g程度
ワンピースやボトムス:400〜800g程度
アウター:700〜1500g程度
※形や素材によって異なります
  

−染色可能素材−

綿、麻、竹、和紙
レーヨン等の再生化学繊維
化繊混やシルク・ウール混もご相談ください
※革パーツや裏地付きの衣服は縮みや破れなどにご留意ください
※撥水やパラフィンなどの特殊加工が施されている場合は別途料金が発生致します

 

−脱色−

〜500g:3,000円

501〜1000g:4,500円

1001〜1500g:6,000円

1501〜2000g:7,500円

2001g〜:500g毎に+1,500円
 
 

衣服の元色を落としてから染色を施す事で
柿渋本来の色味により近い染め上がりとなります
ご希望の場合は別途お申し付けください
※裏地付きの衣服はお引き受けできない場合がございます

  

−色補正−

一着毎:8,000円

 

汚れや変色を“一点集中”で
「染め替える」のではなく「補正」する染色技法
元の色やデザインをそのままにしたい方におすすめです
※ナイロンを除く各素材の対応可能ですがお品物によってはお受けできない場合がございます
※染色箇所の数・大きさ・汚れの種類等により、追加料金が発生する場合がございます

 

−修繕−

“by Kai TAKABATAKE”

詳しくは下部ページをご覧ください
 

※上記価格は全て「税抜」です

 

 

《染め直し/色補正の流れ》

−店頭受付

  1. お申込
    店頭へご希望の衣服をお持ち込みください
  2. 代金の算出
    「染色」:g数を計量してその場で算出致します
    「色補正」:上記料金
  3. お支払い
    受付時にお支払いいただきます
    ※お支払いは全て“現金決済”にて頂戴致します
  4. ご返却

−WEB受付

  1. お申込
    HPのcontact、またはInstagramよりご連絡ください
    衣服の詳細をお伺いした後、お品物をmienisiへお送りいただきます
  2. 代金の算出
    「染色」:お品物を確認して正確な代金と留意点をご連絡致します
    「色補正」:上記料金
  3. お支払い
    銀行振込または代金引換にてご決済いただきます
  4. ご返却
    ヤマト運輸或いは日本郵便(ポスト投函)にてご返送致します
    ※誠に恐れ入りますが往復分の送料はお客様のご負担となります。

《注意事項》

  • 衣服は予め洗濯を行なってからご用命ください
    (染めムラ等の原因ともなります)
    ※場合によってはお断りさせていただく可能性もございます
  • 貴重なボタンやパーツ、付属品等は事前にお取り外しの上ご用命ください
    ※破損や紛失時における補償等は行なう事ができません
  • お品物によっては追加料金が発生する場合がございます
  • お申込後のご返金・ご返品等はお受けできかねます
     
  • 「柿渋染め」について
    ①天然染色の為、均一に染まらず色むらが発生します
    ②0.5〜1.5サイズ程度の縮みが発生する場合がございます
    ③ご着用を重ねると色落ちやアタりが起こります
    ④染め上がりは硬くなります(着込む事で徐々に柔らかく経年変化します)
     ※特に染め上がり後はボタンホールが硬くなります
    ⑤生地が硬くなる為、染色直後の修繕が困難となります
    ボタンが緩んでいるものや
    大きなほつれや穴などのダメージがあるものは
    予め修繕した状態でお持ちください
    ⑥裏地付きの場合、裏地が表地にはみ出したり、破れる可能性がございます
    ⑦皮革及びレザーパーツは大きな変形や歪みや破損が生じますのでご注意ください
    (例:デニムの革パッチなど)
     
  • 「色補正」について
    ①衣服のデザインや形によって対応が難しい場合がございます
    ②素材や対応箇所の状態によって跡が残る可能性がございます
    ③補正完了後も洗濯方法や着用状況によっては跡が浮き出てしまう場合がございます
    ※あくまでも「補正」であり、元の色に戻す技法ではございません

その他、染め直しについてはこちらもご覧ください。

 

 

新進気鋭な京都の染師が仕上げる

“濃柿渋”の染め直し

今年もご提案させていただきます。

すでにmienisiではお馴染み

染師・染一平については

前々回のkakimonoを、

これまでの染め色である

「赤錆」と「黒褐」については

前回のkakimonoをご参照ください。

 

 

今回の染め直し展は新たな試みが目白押し。

各内容に変更がございますので

いつも通りと上部を読み飛ばしてしまった方は

一旦戻りまして必ずご一読を。

※特に留意点や注意事項については上部にのみ記載しておりますのでご注意ください。

 

それでは一つ一つ、ご紹介させていただきます。

 

《Ⅰ》
“新色・柿煤”

柿渋本来の色を引き立てた「赤錆」

鉄媒染による退廃的な色味を引き立てた「黒褐」

その2色に加えて今回ご提案させていただくのが

新色「柿煤」となります。

柿渋染めで下地を染色した後

染一平独自の手法でより奥行きが生まれるように「墨染め」

2種類の染色が一つの生地の上で混じり合い

単染めでは成しえなかった表現を可能にしています。

赤とも黒とも異なるもう一つの茶

その独特の雰囲気をご堪能ください。

もちろん、店頭では写真の染めサンプルを直接ご覧いただけます。

 

《Ⅱ》
“脱色”

同じく京都の染一平が手掛ける

いわば染め直しの“追加オプション”

これは柿渋染めに限らない話ですが

例えば「黒い衣服」を染色した場合

黒い絵の上にペンを走らせるようなもので

今までは色味に大きな変化を起こす事が至難でした。

しかし写真をご覧の通り

元の色を“脱色”してから染め直す事で

黒やネイビーといった濃色の衣服達をも

染め色本来の色味に近づけて仕上げる事が可能になりました。

濃色な衣服の染め直しを迷われている方は

ぜひとも合わせてご検討ください。

 

《Ⅲ》
“色補正”
Before
After

一言で表現するならば

「部分染色技法」

通常の染め直しでは

衣服全体に染色を施すのに対し

シミや変色だけをピンポイントで染め直すのが“色補正”

こちらもやはり染一平ならではのご提案となります。

衣服の元の色やデザインを可能な限り残せる事や

縮みや変形といった製品染め特有の懸念点が起こりにくいなど

色補正ならではの魅力が存在します。

染め直しを新たな領域へと導く一手で

今までの染め直しでは対応が難しかった衣服達にも

少しだけ手を差し伸べられるはず。

皆様お気に入りの一着を再び輝かせる事ができますように。

 

《Ⅳ》
“修繕 by Kai TAKABATAKE”

− Profile −

1979年福島県生まれ
2003年H15 山口県立大学院国際文化学研究科修了
2002年フィンランド・ヘルシンキ芸術デザイン大学(現アールト大学)ファッションショー『HIMO』参加し、在学中よりミュージカルやダンスの舞台衣装製作、各種イベントの衣装制作に携わる。
その後実務経験を経て2008年より東京・自由が丘にて“nucafe”をスタート。
以後、修繕からデザインリメイク、パターンワークなどを数多手掛けながら、様々な活動にも積極的に従事する

NHK「すてきにハンドメイド」講師(2013~)
パンツ専業ブランド「NEAT」のパタンナー・アドバイザー(2015AW~)
エルメスやロエベが主催するファッションショーのバックステージテーラーとして参加(2023SS〜)
元山口県立大学非常勤講師(2015)
2011年 文化出版局「シャツのお直し」共著
2015年 新星出版社「手ぬいでできちゃう!服のお直し」著
2021年 新星出版社 「おうちでできちゃう!カスタマイズお直し」著

 

染め直しと合わせてご用命いただける

衣服や小物類の「修繕」

企画展中はいつでも受付しておりますが

その初日となる4/5(土)には

修繕のスペシャリストであるKai氏を

mienisi店頭に直接お招き致します。

染め直しと修繕は

mienisi立ち上げ当初からの構想でした。

“末永く愛せる一着とその方法”を

テーマに掲げる当店にとって

修繕は決して見過ごせない要素の一つ。

しかしあいにくながら

私自身にその技術が全く無く…

何か方法はないかと模索する最中

以前からmienisiの修繕を手掛けてくださっていた

錚々たる経歴と実績を持つKai氏が

今回快くご承諾をいただき

ついに店頭にてご提案の機会を設ける事ができました。

Kai氏ならではの技術といえばやはり

「re couture(リ・クチュール)」

丈詰めやダーニングといった基本のお直しはもちろん

デザインリメイクにおける“深度”が

他のお直し職人とは大きく異なります。

氏は、お直し職人として活躍する最中

某高級メゾンのバックステージテーラー(ランウェイモデルのフィッティング調整者)を務めていたり

某日本ブランドのパタンナーとして型紙制作に協力していたり

某TV局の教育番組に講師として出演していたり…と

とにかく活躍の幅が多岐に渡る、稀有な方。

修繕の“技術”は当然のことながら

依頼者の意図を正確に汲み取る“人間力”と

衣服そのもののデザインや構造に対する深い“知見”

そして様々な経験で磨かれてきた“センス”が

Kai氏の手仕事には宿っています。

ただ機械的に「直す」のではなく

衣服そのものが持つ本来の美しさを

引き出しながら「繕う」

それはまさに

「創(繕)ろう」

とでも表現すべきでしょうか。

 

少しだけ実例のご紹介を。

これからお見せするのは

全て同型のシンプルな白シャツに

4つの異なる技法で手を加えたものです。

衣服に施される糸の軌跡は

時として身を潜め

また時として大胆に姿を表します。

最初の一着は

大小形様々な「リボン&レーステープ」を

意匠的に縫い付けて仕上げたもの。

「シンプル」から「ゴージャス」への様変わり。

少しのディテールが加わるだけで

デザインに大きな変化が生まれるのが見受けられます。

こちらは「ステッチ&ボタン替え」

随所に施されたハンドステッチと

既製のボタンをランダムに変更し、アクセントに。

手縫いは、糸と針に込める力加減一つで

大きく様変わりする技法でもあります。

出来上がる衣服には自然と想いが籠った

特別な一着となるはずです。

こちらは「刺し子」をモチーフにしたハンドワーク。

やはり縫い幅や針の入れ方によって

如何様にも様変わりしてゆきます。

思いつくままに、ちくちくと、愛着の湧く一枚に。

最後は

カラフルな刺繍糸で施す「シュリンク」

刺し子のように並縫いした箇所を

所々で生地を絞って仕上げる事で

まるでキャンバスに絵を書くようなリメイクが完成します。

「どれをどのように配置するのも自由だし、それがその人だけの味になる」

そうKai氏は楽しそうに話します。

が、あいにくモノづくり素人の私たちからすると未知の世界…

やはりこのように手の込んだリメイクは

Kai氏と直接お話しする中で進めていくのが一番のように思います。

簡単なサイズ直しから

果てしないデザインリメイクまで

皆様の思いの丈、ぜひ遠慮なくぶつけてみてください。

 

今回は初日のみの在廊とはなりますが

本企画展限りではなく

今後も定期的に機会を設ける事ができればと考えております。

皆様のご用命心よりお待ちしております。

 

さて、柿渋染めに戻りまして最後のご紹介を。

毎回恒例

『染め直しビフォーアフター』

昨年皆様からご用命いただいた品々を

一部抜粋にてご紹介致します。

染め直しを悩まれている方は

ぜひこちらで妄想を膨らませていただけたらと思います。

 

まずは「赤錆」

 

美しい赤茶景色、いかがでしょうか。

柿渋ならではの色と質感には

理由もなく惹きつけられる何かがあります。

お手持ちの衣服に新たな命を。

 

お次は「黒褐」

去年、初のお披露目となったこの染め色には

非常に沢山の素敵な衣服をご用命いただきました。

せっかくですので

より多くのビフォーアフター写真を掲載したいと思います。

ご堪能ください。

 

生まれ変わった衣服達の姿

いかがでしたでしょうか。

衣服によって様々な変化を遂げる柿渋染めは

仕上がりまでのドキドキ感も

醍醐味の一つかもしれません。

柿渋特有の硬くなる性質を生かして

バッグなど小物類の染め直しもおすすめです。

但し、ほぼ確実に「縮み」が起こる染色となりますので

お持ち込みいただくお品物のサイズ感には

十分ご注意ください。

 

京都・染一平が誇る様々な染色技法と

Kai氏による新たな命を吹き込む為の修繕

それぞれの類稀な手仕事によって

まさしく衣服は“生まれ変わる”はず。

大切な衣服達が今後も末永く輝きますように。

 

何かご不明な点等ございましたら

店頭やWEBにてお気軽にお問い合わせください。

皆様のご用命心よりお待ちしております。

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