はいいろオオカミ+花屋西別府商店 − 草木の灯 −
▽期間▽
6/6〜6/14
▽作家在廊日▽
6/6(土), 6/13(土)
▽即興インスタレーション by 花屋西別府商店▽
− 植物と灯りの空間造形 −
6/13(土)19:00~
▽Hummingbird coffee in mienisi▽
− ハンドドリップコーヒーと豆の販売 −
6/13(土)17:00-21:00頃迄
▽企画展中の特別営業時間▽
月-金:15:00-21:00
土日:14:00-21:00
6/13(土)14:00-22:00
「古」と「生」
二つの異なる世界が共栄する
南青山は“はいいろオオカミ+花屋西別府商店”
独特の世界観を表現するオーナーのお二人と
本物の植物を使用した作品達を交えて
mienisiにて初の「夜個展」を開催致します。
皆様お誘い合わせの上、ぜひお越しください。

今展では
“新型ランプ”のお披露目を中心に据えながら
企画展後半(6/13)では
花屋西別府商店・西別府氏による
花と灯の“即興インスタレーション”と
親交の深い“Hummingbird coffee”にお越しいただき
オリジナルブレンドのハンドドリップコーヒーをお愉しみいただけます。
静かに輝きを放つ作品達と共に
自由が丘に少しだけ特別な「夜」を演出します。


さて、改めまして主役であるお二人のご紹介を。
“はいいろオオカミ+花屋 西別府商店”
2011年9月 「道具と雑貨 はいいろオオカミ」を佐藤氏が開店
2012年7月 同店内にて「西別府久幸 初個展」を開催
2014年2月 同店内に「花屋 西別府商店」を西別府氏が開店
2014年4月 新たに「はいいろオオカミ+花屋 西別府商店」として始動
2015年〜
お店として初のオリジナル作品
「小さな〜」シリーズ製作の着手をスタート
現在は6作目「小人の室」を発表中
日本各地にて個展や展示会を開催し、現在に至る
《西別府久幸 – 花屋 西別府商店 店主 / フローリスト》
同店にて「生花」の仕入を担当。
「はいいろオオカミ」での展示を契機に、空間を共有。
木の根やキノコ、古木など、独自の見立てで世界観を表現するほか、自身の個展なども開催している。
《佐藤克耶 – 古道具 はいいろオオカミ 店主 / 古物商・建築士》
同店にて日本とロシアの「古物」の仕入を担当。
店名はロシアの民話『イワン王子とはいいろおおかみ』から。
ロシアや日本の生活に根差した古道具を買い付けるほか、住宅やインテリアの設計も行う。
ロシアや日本を中心に買い付けた佐藤氏の「古道具」と
西別府さんが見立てた自然本来の力強さが垣間見える「生花」
時間軸の異なる二つの存在が見事に調和した
独自の作品と空間表現を有する場
“はいいろオオカミ+花屋西別府商店”は
一度来た人を惹きつけてやまない
南青山の裏路地にひっそりと佇む名店です。

何を隠そう、私もその虜の一人。
お二人それぞれの世界観が交差するその店は
かねてより、憧れの場でした。
今回、私たちmienisiとして企画展を開催させていただける事
とても光栄に思います。



お二人との御縁のきっかけである
店内に生けていただいた「藤蔓」
築50年超えのこの建物は
天井がまるで「土」のように朽ちていて
開業準備を進めながら
何か植物を彩れないか、と
当時の私はふと思いつきます。
しかしお二人と直接的な繋がりがあった訳ではなく
それでも、これをカタチにしていただくなら
絶対にここしかない―――
根拠もなく確信していた私は
思い切ってその扉をノックしました。
その時のやりとりがまだ残っていて
このkakimonoをきっかけに久しぶりに読み返したのですが
いやはや、よく引き受けてくださったな、と…笑
とてもお忙しい身であったはずのお二人
そこへ正体不明のmienisiという店から
2ヶ月後にこうしてほしいという突然のご提案…
本来であれば断られてもおかしく無い状況でしたが
それでも尚、快く二つ返事でお引き受けくださった事
今でも鮮明に覚えています。
今はもう店の一部として溶け込んでいますが
この「藤蔓」がなければ
mienisiは異なる未来を進んでいたかもしれません。
本当に、感謝してもしきれない
素敵な御縁をいただきました。



更に驚いたのは、open後の事。
今もmienisiを彩る“花瓶(ゴルショーク)”や
“バオバブの植木”、そして“鳥の巣”のディスプレイも
何を隠そうこのお二方の意匠によるもの。
ですがこれらはmienisiから依頼した訳ではなく
なんとお取り扱いしている各デザイナー様から
開店祝いとしていただいたものでした。
届いた瞬間の、驚きと感動。
もちろん、先ほどの「藤蔓」は
これらを見越していたわけではありません。
ただそれは必然のように
“はいいろオオカミ+花屋西別府商店”のお二人を通じて
mienisiに届けられました。
改めてお二人との御縁を
感じずにはいられない瞬間でした。



さて、今展にてご紹介させていただくのは
まるで「生」の瞬間を切りとった
本物の花や草木を生かした照明達です。
まさか生花を「照明器具」にしようなどと
今まで誰が発想したでしょうか。

西別府さんが鋭く見立てた植物には
生き物としての“生命力”だけでなく
それが自然の中から生まれたとは思えない
“構造美”を感じさせます。
美しい、という言葉だけでは足りない
ただ在るだけで空間に作用する
類稀な存在感。
「神の手仕事」としか言い表せない
植物達の緻密な連なりを
時にキノコ、時に木の実や根など
思いがけないモノから見事見出す西別府さんの審美眼には
ただただ、脱帽です。


そんな西別府さんが見立てた花々に
“用の美”という新たな側面を捉えたのは
佐藤さんの「古物的美学」と「空間設計力」でした。
学生時代から古い物が好きだったと話す佐藤さん。
長きに渡って様々なAntiqueを吟味してきた経験と
ロシア文学への興味から発端し
それまであまり聞いた事がないロシアでの買い付けを
もう15年以上も続けられています。
同時に、設計建築士としての顔も持つ佐藤さんは
そこで培った技術や知見が
花に新たな役割と美を見出す事に。
本当に、お二人のどちらかが欠けても成り立たなかったであろう
唯一無二の輝きを放つ作品達です。

今展では
「森の小さな灯」と名付けられた
お二人の代表作である卓上スタンドライトに加えて
新作の「吊り下げペンダントライト」や
オブジェとしても機能する「フロアスタンドライト」などを
張り切ってお披露目致します。
また「灯りの展」ということもあり
企画展期間中は営業時間を変更。
灯りが惹き立つ“夜営業”の形態で
皆様をお迎え致します。

そして企画展後半の6/13(土)では
フローリスト・西別府さんによる
“灯り”をテーマに添えた「生花のインスタレーション」を開催。
己の感覚だけを頼りに生きる人(と、僕は勝手に思っています)
西別府さんの繊細かつ大胆な生花表現を
mienisi店内、そして灯りの作品達とリンクさせ
その瞬間だけの特別な“空間”を
即興的に作り上げていきます。
また少量ではございますが
当日はお花の販売も予定しておりますので
何かの贈り物でも、自身が嗜む物としても
ご興味ございましたら是非に。




またそれに合わせて
お二人との親交が深い
学芸大学にある“Hummingbird coffee”の
店主・吉村さんにお越しいただきます。
当日は店内にて
オリジナルブレンドの豆販売や
ハンドドリップコーヒーをご堪能ください。
この御縁もやはり
お二人の個展が“Hummingbird coffee”にて
定期開催されている事がきっかけです。
薄灯りに照らされた
静かでありながらも居心地の良い空間と音楽
その中で確かな存在感を放つお二人の作品を
美味しいコーヒーと共に味わう。
…そんな贅沢なひとときを
そのままmienisiへ連れ帰りたいという
私のわがままな発想が、今展の原型でもあります。
自店の営業も重なる中
ご無理を快く聞き入れてくださった
“Hummingbird coffee”の吉村さん
この場を借りて改めて感謝申し上げます。

普段とは趣きを変えた灯の展
花、光、音、飲、人
それらがmienisiという場で
どんな化学反応を起こすのか
その結末は私にも見えません。
ただ、それは作品が如く
刹那のような一瞬を切り取った今展という機会を
とても大切に、そして存分に味わいたいと思います。
いつもの皆様も、初めましての皆様も
この貴重な機会をぜひ一緒にお愉しみいただけたら。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

