説明

素材	cotton 100％

サイズ	肩幅	身幅	袖丈	着丈
1	37	54	60	121

−ポートドレス

鋭い輝きを放つ、確かな質感の衣服。

2021SSの“ポートタックドレス”から派生したこちらのお品物は

すっきりとさせたマオカラーの襟周りに対して

裾に向かってゆったりと広がるAラインシルエットのワンピースドレス。

控えめに取られた前後のタックが表情に僅かな動きを与え、

随所に入れられた白いステッチが

全体の雰囲気を壊さず、かつアクセントとして活きています。

そして、デザインに負けじとして静かに存在感を放つのが

susuriバイオーダーの黒いテキスタイル。

もっちりとした質感と独特のシャリ感が混在するコットンボイル地は

毛焼きをして滑らかにした80番手双糸のボイル糸に強撚をかけ

とても高密度に織り込んでいったもの。

組織を隠すように織り込まれる“やぶれ”と呼ばれる手法により

カリッとしたドライなタッチと鈍い光沢感を放つ、甘さ控えめの生地感。

双糸とする事で、生地にもっちりとした確かな質感とハリ・コシが生まれ

長い期間ご着用いただける耐久性と

着用を重ねても衣服の形が崩れにくいという特徴をプラスしています。

更に注目すべき箇所として

独特の紋様が施されたsusuriのオリジナルボタン。

フランスのアンティークからインスピレーションを受けた形なのですが、

なんと牛乳と同じ成分で作られているというから不思議。

細部にまで目一杯詰め込んだ拘りを一つも表に出さない静かな顔立ち。

とっても日常使いに適した素材とデザインなのに

どこかシュッとした気持ちにもさせてくれるポートドレス。

素敵な旅のお供に、はたまた日常を彩る衣服として、ぜひ貴女の元へお迎え入れください。

−2021AW “WHITE NIGHT”

『ロマンティックな妄想を重ねた日常』

ドストエフスキーの小説“白夜”から

イメージを膨らませていった21AWコレクション。

夢見がちな青年が日の沈まないサンクトペテルブルクの夜を

フラフラとあてもなく歩いていると、

通りかかった橋の上で少女に出会い瞬く間に恋に落ちてしまいます。

目まぐるしく移り変わる人の心の有り様を描かれた四日間の短い物語。

昼とも夜ともつかない曖昧な非日常と起伏する感情から

情緒的な空想を服に込めました。

クラシカルな服が持つエレガントな雰囲気を

誇張したり、削ったりしてかたちをつくり、

人の手によってつくられたことが分かる仕様

（人との関わりを感じられる要素）を取り入れ、

“リラックしていて高揚感のある日常着”を提案していきます。

追加情報

サイズ	1