KLASICA 2021AW Collection
こんにちは。
服屋mienisiをOPENしてから早3ヶ月が経ちました。
夏と秋の間を行ったり来たりな最近ですが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
なかなかにあやふやな気候、どうかご自愛を。
季節の変わり目になると大抵は体調を崩していた私ですが
コロナ禍で手洗いうがいを欠かさなくなった途端、そうならなくなったという皮肉な話。
何事も因果応報、自らの行動に責任を持つのが大人という存在。
そんな当たり前の事に気付かされた私は
まだまだお子様でした。
mienisiも生まれて約3ヶ月、いわば赤ちゃんです。
二人のこれからの成長にぜひご期待ください。
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さて本題ですが
元々この“kakimono”ではブランドやアイテムのご紹介をメインに更新する予定だったのですが、何をどこから始めようかと考えている間に3ヶ月も経ってしまいました。
なのでまずは、個人的に最も古くからお付き合いしておりますKLASICAとその衣服についてご紹介していければと思っております。
KLASICAのご紹介は全2回。
記念すべき第一回(本記事)は
KLASICAの2021AW Collectionについて詳しく解説。
そして第二回は
KLASICA拘りのシャツ2型と
それを通して見えてくるブランドの物作りへの姿勢や特徴について。
今回の更新を皮切りに
徐々に他のブランド・コレクション・その他なんでも無いような事まで
書き綴っていけたらと思います。
※製品の通販対応はこちら
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それでは参りましょう。
KLASICA 2021-2022 FALL/WINTER Collection
“sceneries”
−Soft Micro Mole Skin(ソフトマイクロモールスキン)−
コレクションはまず細番手のコットンモールスキンからスタートします。
通常、ワークウェアに用いられる事が多い生地。
ヨーロッパヴィンテージにもよく見られる素材ですよね。
肉厚でコシのある頑丈な生地=モールスキン
その固定概念を見事に裏切る
程よい厚みと上品な艶
そして滑らかな質感が非常に魅力的。
使用する糸の選択によって
ここまで雰囲気も変わるのかと
テキスタイルの面白さを再認識したモデルです。
−High Density Cotton Twill(ハイデンシティーコットンツイル)−
次に、60番双糸をこれでもかと打ち込んで仕上げた高密度コットンツイル地。
その密度の凄さは縫製が大変と工場から悲鳴が上がるほど・・・とはデザイナー河村氏曰く。
そんなハリとコシのあるもっちもちな生地を
KLASICAのスカートシリーズ最新モデルである“BOX BUTTER”にて展開。
ふんわり広がるロングなスカート。
このボリューム感がとにかく素敵です。
−Wool × Linen Mono Hound Tooth−
そして今期メインマテリアルの一つがこちら。
これ、本当はハウンドトゥース(千鳥格子)なんです。
本来はこんな織柄。
通常は白と黒の2色の糸が組織される事で柄が生まれるはず。
それを経・緯共に同じ色の糸にする事で織柄を潰し
凹凸感のあるテクスチャーのみを残したという
なんとも贅沢な生地使い。
更にウールとリネンを混紡する事でよりラフでドライなタッチに仕上げています。
アバンギャルドとトラッド。
二つの相反する要素が見え隠れする
個人的にも今期イチオシの生地です。
−WEANER WOOL RIB KNIT(ウィナー ウールリブニット)−
ラムウール(子羊)とメリノウール(成羊)の間
“WEANER”と呼ばれるウール糸を主原料に使用したニットのコレクション。
オーストラリア産のWEANERに
タスマニア・ゴールバン地区のファインメリノをブレンドし
非常に軽量なリブニットを製作。
ウール100%とは思えないほど優しくて柔らかい肌触りが魅力です。
トップ染めによる味わい深い色味も特徴的。
カットソーのようなオンスで非常に楽ちんかつ万能に使えるアイテムです。
−VINTAGE STRIPE(ヴィンテージストライプ)−
今期のメインマテリアルその2。
古いパターンから見つけ出してきたストライプ柄を
オリジナルのウールフランネルで再現した生地。
はっきりと出ないボケ感のある色調が
トラッドに振れずヴィンテージな雰囲気を演出します。
そして展開されているモデル
ジャケットのNew Model“ANNE”と定番人気のサスペンダーパンツ“BARREL”。
このヴィンテージストライプとの融和性が非常に高い。
シンプルに見えてどちらも遊びが効いたモデルです。
これはぜひセットアップでのご着用をお勧めします。
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以上で今期のアイテムをほとんどご紹介させていただきました。
皆様いかがでしたでしょうか。
気になるアイテムはぜひ店頭orWEBでチェックしてみてくださいね。
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次にKLASICA拘りのシャツと、その物作りへの姿勢について書き綴っていきたいと思います。
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