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2023 秋冬の染め直し −泥−

“2023 秋の染め直し −泥−”

−受付期間−

受付:2023.9.30〜11.12
返却:来年1月予定

期間中は当店購入品以外の衣服もお引受け致します。
遠方の皆様もお気軽にお問い合わせくださいませ。
 

−染色方法−

“金井工芸/奄美大島”
泥染め(濃泥茶・濃泥藍・褪緑)

−価格(税抜/1piece)−

“濃泥茶・褪緑”

〜200g:6,000円

〜400g:8,000円

〜600g:10,000円

〜800g:12,500円

〜1000g:15,000円

1000g〜:200g毎に+2500円

“濃泥藍”

〜200g:8,000円

〜400g:10,000円

〜600g:13,500円

〜800g:17,000円

〜1000g:20,000円

1000g〜:200g毎に+3500円

 
《参考例》
シャツやブラウス:200〜400g程度
ワンピースやボトムス:400〜800g程度
アウター:600〜1200g程度
※形や素材によって異なります。

 

−染色可能素材−

綿、麻、竹、和紙、
レーヨン等の再生化学繊維
※シルク・ウール混素材もご相談ください。

   

《染め直しの流れ》

−店頭受付

  1. 店頭へご希望の衣服をお持ち込みください。
  2. g数を計量して染め直し代金を算出します。
    その場でお支払いをお願い致します。(※現金決済のみ)
  3. 染め直し完了後、随時ご連絡致します。

−WEB受付

  1. HPのcontact、またはInstagramよりご連絡ください。
  2. 衣服の詳細をお伺いした後、お品物をmienisiへお送りください。
  3. お品物を確認して正確な染め直し代金や留意点などをご連絡致します。
  4. 染め直し代金をお支払いいただきます。(銀行振込or代金引換)
  5. 染め直し完了後、お品物をご返送致します。
    ※誠に恐れ入りますが往復分の送料はお客様ご負担となります。

《注意事項》

  • 予め洗濯等を行なった状態でお持ち込みください(染めムラの原因となります)。
  • 濃染めの為、生地によっては「縮み」が起こります。
  • 泥染めはご着用を重ねる事で「色落ち」や「アタリ」が生じます。
  • 天然染色のため、均一に染まらない場合もございます。
  • 染め色は元々の衣服の色に左右されます。
  • 染め直し後のご返金・ご返品等はお受けできかねます。

その他、染め直しについてはこちらもご覧ください。

 

 

mienisi開業当初からご提案しております

奄美大島・泥染めによる染め直し。

今回で無事4回目を迎える事ができました。

引き受けて下さる染め師・金井工芸様の事や

泥染めそのものの特性については

こちらのkakimonoに詳しく記載しています。

 

さて本日のkakimonoは

①今年の限定色“褪緑”のご紹介

②今までご依頼いただいたお洋服の

“ビフォーアフター総集編”

以上、二本立てでお送りします。

それではまいりましょう。

金井工芸様ならではの染め色

“褪緑(オリーブカーキ)”

通常の泥染めは

「車輪梅」という樹木を煮出した染料と

奄美ならではの古代地層が溶け出した「泥」を掛け合わせて

茶やグレー、そして黒などに染め上げる

1300年前から受け継がれてきた奄美の伝統技法です。

それに独自の解釈を加えて

更なる“彩”を開拓したのが

同染工房の3代目にあたる染色家・金井志人氏でした。

金井氏は泥染めの褐色に

「草木染め」の多彩な色を取り入れる事で

様々な表現を可能にしてきた方。

今回の“褪緑”ももちろんその一つで

この深みのあるオリーブカーキは

「福木」を煮出した黄色の染料と

泥染めを掛け合わせる事で生まれた色。

「福木」は沖縄に広く植えられている防風林であり

まさに地の理に適った重ね染めです。

 

実際の染め見本がこちら。

・(●印良品の)スタンドカラーシャツ
元々の色:白
素材:綿100%

・KLASICAのロングシャツ
元々の色:グレー
素材:綿100%(シアサッカー地)

独特の土臭さが漂う“褪緑”は

一枚目の白シャツからの変化が分かり易いかと思います。

が、グレーのロングシャツにも

確かな緑味と泥特有の風合いを感じられるかと。

元々の衣服の色に左右される染め色となりますので

カーキ色をご希望の場合は

「白」や「生成り」といった淡色、

一言で言い表せない濃色をご希望の場合は

それ以外の色をお持ち込みください。

もちろん上記サンプルは店頭にてご覧いただけます。

まずはお気軽にご相談くださいね。

 

次に、

皆様からご用命いただいた品々を一部抜粋で

“染め直しビフォーアフター”をお送りします。

あのBGMを脳内再生していただきながら、、、

まずは“濃泥茶”から。

素材:綿(タイプライター)
素材:綿(やや薄手でハリのあるシャツ地)
素材:麻(中厚手のキャンバス)
素材:どちらも綿(ジャケットは厚手で起毛感のある生地)
素材:綿/絹(MITTANのガラ紡)
素材:綿(中厚手のキャンバス)

以上が“濃泥茶”への染め直しです。

元々の色や素材によって濃度は異なりますが

それぞれ美しい染め色を魅せています。

 

お次は“濃泥藍”。

素材:綿(極細番手のシャツ地。超長綿(恐らく)の艶が染め色に乗っています。)
素材:綿(ネル地。写真では分かりにくいですが織柄が残って面白い表情に。)
素材:綿(中厚手のツイル地)
素材:綿(Leeのブリーチデニム)
素材:不明(恐らく麻)
素材:綿麻 シミも染め直しで綺麗に◎

以上が“濃泥藍”です。

もはや黒に近い最上の濃染め。

繊維の奥深くまで

青黒く染まっているのが分かるかと思います。

こちらの染め色も元の色が濃ければ濃い程

黒に近い仕上がりとなります。

 

またお気づきかもしれませんが

泥染めは縫い糸もある程度は染まります。

もちろん衣服によっては染まらない物もございますが

黒染めのようにはっきりと浮き出るような事は

滅多にないのも、嬉しい点です。

最後にお馴染みのmienisiショッパー。

はい、早速、縫い糸が染まらない例外です。

素材は綿100%。

今回ご提案の3色となりますので

ぜひ見比べてみてください。

 

生まれ変わった衣服達の姿

いかがでしたでしょうか。

多少の違いはあれど

着用によってそれぞれの変化を遂げていくのが

“泥染め”の醍醐味でもありますので

仕上がりについての細かい云々は

あまり考えない方が良いかもしれません。

言葉や写真だけでは表現しきれない

“何か”を感じ取って下さった方。

是非mienisiへご用命ください。

 

店頭では複数の染めサンプルをご用意しております。

他にない染色技法と唯一無二の色。

それが衣服の風格をも変えるはずです。

皆様の衣服が末永く輝くものと成りますように。

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